「50歳からの賢い住宅購入」を読みました
2025.10.26
こんにちは。|平屋|スタンドバイホーム × 東洋住建 代表の間嶋です。
「50歳からの賢い住宅購入」(千日太郎著)を読みました。
平屋の当社モデルハウスには幅広いお客様がお見えになります。50歳以上の方も少なくありません。
住宅ローンは一般的に長期に渡って返済しますので、年齢が若いほうが期間を長く設定できるので有利とされています。しかし、50歳を過ぎたからもう住宅ローンは組めないと諦める必要もありません。この本は、まえがきで「50歳で家を買う人が少子高齢化社会を幸福に生きるために」という内容が書かれています。文中に「わたしたちが自分に対して望むのは生産性を上げ所得を増やすことではなく、幸福になることです。」という一文があり、全くそのとおりだと思います。
目次を開きますと
1章 少子高齢化社会を幸福に生きたい
2章 個人資本から「買える家の価格」と「老後の安全性」を判断する
3章 社会資本=共に住まう相手との絆を見直し年金の額を知る
4章 アラフィフからの住宅ローン
5章 アラフィフからの住宅購入実例
という内容になっています。少しだけ具体的な内容をご紹介します。
50歳代ともなるとベテラン社員として、あるいは管理職として活躍されている人も多いと思います。所得も若い人より多い場合が一般的かと思いますので、住宅ローンを利用した所得税減税もメリットの一つとなります。2025年時点では住宅ローンの控除率は0.7%ですので、
・住宅ローンの金利が0.7%未満なら支払利息<控除額となり、逆ザヤとなりますので住宅ローン控除の上限まで借りると得をする計算になります。
・住宅ローンの金利が0.7%以上なら支払利息 ≧ 控除額となりますので、借入金額を少なくすることでキャッシュアウトは少なくなります。
2025年10月現在で金利が0.7%以下はネット銀行の一部の商品のみになってしまいました。
https://mogecheck.jp/mortgage-ranking/purchase
また、本書の中では住宅ローンで生活を破綻させないための4つのルールを紹介しています。
【無理なく完済できる住宅ローンの金額を計算する4つのルール 】
①毎月の返済は手取り月収の4割以下でボーナス払いなし
②返済額が一定になる元利均等返済方式
③シミュレーションの金利は固定金利
④定年時のローン残高は1,000万円以下
というものです。資金計画の考え方はこれが絶対正解と言うものはなく、人それぞれに状況も違います。本書の内容が必ずしも当てはまらない場合もあると思いますが、基本的な考え方を学ぶうえではとても参考になる一冊だと思います。
気になる方は是非ご参考にされてみてください。
おわり