
チキチータ
2025.09.07
こんにちは。|平屋|スタンドバイホーム × 東洋住建 代表の間嶋です。
皆さんはABBAというスウェーデンのポップ・グループをご存知ですか?
1972年~1982年に活動したグループですので、若い人は知らないかもしれませんが、1960年代生まれの私は、ちょうど洋楽を聞き始めた頃に次々と世界的なヒット曲をリリースしていましたので、よく聞いていました。
最近はすっかり忘れていたのですが、先日NHK総合で「100年ソングス ABBA “チキチータ”」という番組が放送されました。なんとなく懐かしく思い、録画して視聴しました。
ABBAにはたくさんのヒット曲があり、「ダンシング・クイーン」を思い浮かべる人も多いと思いますが、この番組では、1979年発表で今もなお歌い継がれている「チキチータ」という曲がテーマでした。「チキチータ」はスペイン語で小さなかわいい女の子を意味する言葉だとこの番組で初めて知りました。
チキチータは、国際児童年のチャリティーとして作詞作曲され、印税の一部は今もなお傷ついた子どもたちのために、ユニセフを通じて寄付され続けていると聞いて驚きました。寄付の累計金額 は日本円にして4億円をゆうに超えているそうです。
スエーデンは人口が1,000万人くらいの国で、輸出産業が盛んです。車のボルボ社なんかは代表ですね。ABBAは世界中でヒットし、外貨を相当稼いだようで、当時はABBAそのものが一つの産業とも言われたようです。音楽産業の話は興味深いのですが一旦おいておきます。
チキチータの歌詞を日本語訳したものがありました。
https://lyriclist.mrshll129.com/abba-chiquitita/
チキチータ、一体どうしたの?
悲しみに暮れるあなた
その瞳に、明日への希望は映らない
そんなあなたを見るのは辛い
隠さなくたっていいの
私にはわかる、あなたがどれだけ悲しみ、落ち込んでいるのか
歌いだしの歌詞はこの様な内容です。
1970年代の日本は高度成長時代でしたが、アフリカ諸国は不安定な政治と干ばつの頻発で飢餓が大変な問題となり、とりわけ幼い子どもが飢えている写真は皆さんも見たことがあると思います。
ABBAの「チキチータ」に込められた思いを知り、歌詞を理解し、改めて聴き、感動しました。しかし、それから半世紀経った今も飢餓に苦しむ子どもは絶えず、ABBAの寄付もまた続いているというのは、複雑な気分にもなります。
日本語字幕付きの動画がYouTubeにあります。
https://youtu.be/8mZKI-yeucU?si=HKRIX656L0ijm0YK
最後に住宅の話になりますが、木造住宅は普通に使えば50年以上は十分もちます。チキチータが半世紀も人々に歌い継がれているように、住宅も誰かにずっと住み続けてもらえることが理想だと思っています。
おわり