ラピスラズリ発見のニュースを見て
2026.03.15
こんにちは。|平屋|スタンドバイホーム × 東洋住建 代表の間嶋です。
2月27日文化庁より、糸魚川市姫川支流で発見された青い石を国立科学博物館において化学組成分析とX線解析を行った結果、ラピスラズリであることが判明したとの発表がありました。国内での産出は初めてのことで、大きなニュースになりました。
糸魚川の姫川流域では、ヒスイ(翡翠)が採れることで有名です。地元にはヒスイの愛好家が少なくないそうですが、その中のお一人が亡くなり、遺族の方がヒスイ販売店にコレクションを持ち込んだそうです。コレクションの中に青い石があり、鑑定を依頼したという経緯のようです。
ラピスラズリは、仏教の法典に登場する7つの宝石「金、銀、瑠璃(ラピスラズリ)、玻璃(水晶)、しゃこ貝、珊瑚、瑪瑙(メノウ)」の一つでもあり、青く輝く美しい石として昔から知られていました。ツタンカーメンのマスクにも使われているそうです。
ラピスラズリは紀元前の時代からアフガニスタンで採掘され地中海や南アジアへ輸出されました。その後貴重な石として一部は日本にも運ばれました。正倉院にある飾石装着の最高級革帯である紺玉帯(こんぎょくのおび)にもラピスラズリが使われています。
糸魚川で発見されたラピスラズリはアフガニスタン産のものとは鉱物の組み合わせが異なり、今後も研究が続けられるそうです。フォッサマグナミュージアムで8月30日まで展示されていますので、ご興味のある方はこの機会に是非どうぞ。
糸魚川と言えばフォッサマグナですが中央地溝帯とも呼ばれ、大きな溝の上に地層が溜まっています。西の境界線は糸魚川から静岡にかけて伸びる糸魚川静岡構造線ではっきりしていますが、東の境界線は諸説あり、はっきりしていません。有力なのは新発田小出構造線と柏崎千葉構造線です。つまり、私たちの住む長岡市はフォッサマグナの上にあることになります。興味深いですね。
フォッサマグナの厚さは平野部で地下6,000メートルもあり、複雑な地層になっています。北部では褶曲(しゅうきょく)により石油や天然ガスが多く埋蔵されていることも知られています。
ブラタモリというテレビ番組で地学に興味を持つようになった人もいると思いますが、地学は依然として人気がないのだそうです。受験科目に採用している大学が少ないことや地学を教える高校教員が不足していることが理由だそうです。
東日本大震災から15年が経ちました。地震の多い日本列島ですが、複雑な成り立ちの列島です。ラピスラズリをきっかけに興味を持って調べてみるのも面白いと思います。
おわり