ワシはこんなところに来とうはなかった
2024.11.03
こんにちは。|平屋|スタンドバイホーム長岡 代表の間嶋です。
2024年10月26日~27日町内会有志の旅行で南魚沼~苗場へ行ってきました。
自宅のある柏崎から車で1時間半程度の距離ですので、知らない土地というわけではないのですが、塩沢出身の方(現在は同じ町内にお住いの方)のガイドで想像以上に楽しい旅行でした。
「片桐昌成」という版画家をご存知でしょうか。塩沢出身の版画家です。「にっぽん版画紀行」など著書もあります。
実は片桐昌成の弟さんが今回の旅行のガイドをつとめてくださいました。
【1日目】
最初の訪問地は牧之記念館です。塩沢出身の随筆家であり、『北越雪譜』(江戸時代のベストセラー)の著者として有名な鈴木牧之(すずきぼくし)の記念館です。
こちらの記念館には『北越雪譜』の出版までのやり取りが分かる書簡集などのほかに、昔雪国の生活で使われていた古民具など懐かしいものの展示もあります。それと、片桐昌成の版画も2点ほど展示されていました。魚野川で荷を積んだ舟を引く様子が描かれており力強く迫力を感じる版画でした。
次に訪れたのは、言わずとしれた雲洞庵です。
大河ドラマ天地人で与六の名台詞「ワシはこんなところに来とうはなかった」は雲洞庵の場面でした。
2009年に放送された大河ドラマ天地人で一躍大ブームになった頃、雲洞庵には一度訪れたことがあります。
このときは駐車場も満車で車を止めるのも一苦労でしたが、今は静かでゆっくり見学することができました。
あれから15年も経ったかと思うと、時の過ぎるのは早いと感じます。
とまぁ、割と高尚な旅のようですが、途中は実家の畑の柿の木がどうのこうのと、どうでもいい内容のガイドも多々ありました(笑)
宿泊は六日町温泉で有名な老舗旅館「坂戸城」へ。
温泉に浸かって美味しい食事をいただきました。
その後、二次会の用意があると言うので、地元では有名らしい居酒屋「もりの石松」というお店に全員強制参加(笑)
まあ、こちらのお店がなんとも昭和の雰囲気をそのまま残していて、懐かしい感じです。
お客さんはカラオケ目的で来ている人が大半です。年輩の方が多く、歌われている歌も「骨まで愛して」(昭和41年リリース)とか、半分くらいは知らない曲。(骨まで愛してという曲を知らない方向けにYouTubeのリンクを埋めてあります。)
マジで「ワシはこんなところに来とうはなかった!」と心のなかで叫んでいました。(爆)
そんなこんなで六日町の夜は更けてゆきました。
【2日目】
朝食を早々に済ませ、苗場へ向かいます。
ドラゴンドラに乗ります。9時前に到着したので駐車場はそれほど埋まってはいませんでしたが、チケット売り場やシャトルバス乗り場に行列ができていました。幹事さんがまとめてチケットを購入してくれました。苗場スキー場に入るのは40年ぶり?ドラゴンドラに乗るのは初めてです。しかし上信越高原国立公園内なのによく作ったなぁーと感心します。
ドラゴンドラで高原の秋を堪能し、苗場を後にします。一度乗ればもう来なくていいかな(笑)。
六日町駅周辺で昼食を予定していたのですが、ちょうどこの日は、南魚沼市市制施行20周年記念事業 第20回南魚沼市縦断駅伝大会という、超長いタイトルのイベントがあり、美味しいと評判のお店が全部満席で昼食難民に。(涙)
そこは六日町出身のガイドさん、穴場を知っています。複数店舗を出されているお蕎麦屋さんですが、駅前店なら空いているはずとの読みで電話を掛けてみるとドンピシャ!11人の入店が叶いました。
(私たちが11人の予約を入れたので、一時的に満席になったようです)
萬盛庵駅前店で看板メニューの「ミニ天丼ともり蕎麦御膳」をいただきました。美味しかった~。このお店、地元の方はみんなご存知のようで、「困ったときはここ」という理由で有名らしいです。
お腹いっぱいになったところでバスに乗り、帰路につきました。車中はみんな寝てました。まるで中学生の修学旅行(笑)。
そもそも新潟県は面積も広いし、山あり海あり平野あり。遠くへいかずとも面白いところが沢山あります。
みなさんも近間を探索されてはいかがですか?意外な発見があるかもしれません。
おわり