仕事と私、どっちが大事なの?
2024.12.15
こんにちは。|平屋|スタンドバイホーム長岡 代表の間嶋です。
唐突なタイトルですみません。
実は、今読んでいる本が非常に面白いのでご紹介します。
「コンセプトの教科書 あたらしい価値のつくりかた」
細田高広著/ダイヤモンド社
7万部を超えて売れているようなので、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。ほんの少しだけご紹介します。
ブログタイトルの「仕事と私、どっちが大事なの?」というのはこの本の中に出てきます。
パートナーからこのように言われたら、あなたはどう答えますか?
「そりゃぁ、君に決まってるさ。」と答えた、そこのあなた。実は自分もそう答えたことがありますが、この答え方はダメだと言うのです。「どっちも大事だ。」というのも不正解です。
正解は
「寂しい思いをさせてごめんね。」と謝って抱きしめる。
えええー!と読んでいて声が出そうになりました。30年前に知っておきたかった~(笑)
これはp120に書かれているのですが、人は本当に言いたいことは言葉にならない、あるいは言いたいことをストレートに言わないということなのです。夏目漱石が「アイ・ラブ・ユー」を「月が綺麗ですね。」と訳したという有名なエピソードがありますが、そこまででなくとも日本人なら直球ではなくて、少し回りくどい言い方をすることがありますよね。
ネットで読んだ話です。
京都で「娘さん、ピアノうまくならはったね。」と言われたらそれはうるさいという苦情なので、「うるさくしてすみません。」と答えるのが正解だとか。京都に住んだことはありませんが、さもありそうな話です。
日常ではこのように直接的に言わず、聞き手も話し手の意図を察するということが非常に重要です。
一方で、仕事の会話となると直接的に言わないと相手に通じません。急ぎの仕事は「急ぎでお願いします。最低でも明日の夕方までに。」とか。これを「急ぎだけど、時間のある時でいいので、お願いします。」なんて言っていたら、いつまで経っても相手は動いてくれません。
この使い分けが非常に難しいのです。そして誤解も生まれます。だから世の中は面白いと言う人もいますが、誤解は誰でも嫌なことです。
お客様と接する際に、私たちは言葉の意味を注意深くお聞きすることが非常に大事だと再認識しました。
他にも「なるほど~」と思うことが沢山書かれていますので、ご興味のある方はどうぞ。
おわり