こんにちは。｜平屋｜スタンドバイホーム長岡　代表の間嶋です。

皆さま、最近なんでもかんでも値上がりしたという実感はありますか？ありますよね。

スナック菓子の「うまい棒」は2022年1月に1本10円から12円に値上がりしました。さらに2024年の10月から原材料費の上昇を理由に、15円に2度目の値上げをしました。わずか2年で1.5倍になりました。

建築資材も同様です。どのデータを見ても2021年頃から値上がりが始まり、それ以降も現在に至るまで値上がり傾向が続いています。

原材料費の値上がりには複数の要素がありますが、2020年から全世界に影響を及ぼしたのが新型コロナウイルスです。マスクが無いとかパニック状態になりました。それによって人の移動が制限されたり、自宅待機になったり、工場が一時操業停止になったり。結果、モノ不足になりました。住宅業界で影響が大きかったのは半導体不足です。私たちも給湯器が無い、シャワートイレが無いなど、設備関係の仕入れが大きく影響を受けました。

さらに2022年にロシアがウクライナへ侵攻を開始。NATO加盟国が大量の兵器や弾薬をウクライナへ供与。これによって、原油価格の高騰から輸送コストやエネルギーコストが跳ね上がりました。また、ロシアからの木材輸入は2022年4月以降禁止の措置が取られています。

そして翌年の2023年にイスラエル戦争が始まりました。誰もが平和を願っているはずなのに戦争は絶えることがありません。地球の反対側で起きていることでも、私たちの生活に何らかの影響を与えます。

そんな状況から「日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける」という本を読んでみました。テレビなどマスメディアからの情報は偏っているし、インターネット上の情報はどれが本当でどれがフェイクかわかりませんし。

ネタバレになるので内容を細かくは書きませんが、読後「ああ、戦争はなくならないんだぁ」という感想を強く持ちました。

日本にいると海に囲まれているので領土争いはあまりピンと来ません。しかし、例えばこんなことがあったらどうでしょう。

お隣さんが亡くなって更地になりました。遺族の方から「その土地はもう使わないから好きに使っていいよ」と言われ、畑にしたり建物を増築したりして住んでいました。それから何百年も経ち、とつぜん誰かから石を投げられました。表へ出てみると知らない人が「そこは元々俺たちの土地だ。今すぐ出ていってくれ。」と叫んでいます。

とまぁこんな感じのことが起きたらどうでしょう。また、どんどん投げてくる石で家族が大怪我をしたとしたら。もう話し合いでの解決は難しいでしょう。

国際紛争も同じようなことで勃発します。両者それぞれに主張があり、それぞれが自分は正しいと考えています。事情を知れば、どちらも正義と思えることもあります。（テロ組織を養護するものではありません。）国境線が引かれているだけで、陸続きの国同士では常に紛争のリスクを抱えています。

日本の近くでも有事の確率が高まっていると言われ始めています。個人としては何もできないと目をつぶることもできますが、国際政治や情勢変化は、必ず日常生活に影響を及ぼします。過度に不安に思う必要はありませんが、フラットな情報、あるいは多方面からの情報を知っておくことも必要ではないでしょうか。

長岡の鋸山もとうとう白くなりました。風邪など体調を崩さないように気をつけましょう。

おわり