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想定外のこと

2025.09.14

こんにちは。|平屋|スタンドバイホーム × 東洋住建 代表の間嶋です。

夏も終わろうとしているのに、このところの大雨でびっくりしています。洪水被害などにあわれた方にはお見舞い申し上げます。

この頃は「想定外」という単語すら使われなくなった気がします。私たちは普段、これまでの経験値からいろんなことを想定して備えています。例えば長岡でしたら、冬の積雪は1.5m~2mくらいは想定して生活していると思いますし、社会インフラもそのようになっています。長岡市内で見かける背の高い消火栓もその一つです。

雨に関しても雪と同じように、1時間あたりの降雨量を想定していろんなものが設計されます。下水などは一般的に1時間に50mm程度の雨に対応できるように設計されていますし、地下街などでは75mm/hと少し高めの基準で設計されています。

でも近年の警報はどうですか?スマートフォンに通知が表示されますが、「80mm/hの豪雨」など割と頻繁に目にするようになりました。実際に、80mm/hや100mm/hくらいの雨が降り続くと、雨水が流れきれず 道路が冠水したり、マンホールから水が吹き出したりします。

9月10日の大雨で新潟駅のショッピングセンター「駅ビルCoCoLo」の一部で雨漏りが起きたというニュースがありました。一般の商業施設の屋根は傾斜の少ない平らな屋根が多いです。新潟駅も資料を見ると傾斜は緩い屋根だとわかります。想定外の雨が降ると流れきらず、どこからか溢れ出ます。そういう雨水が店舗内の雨漏りにつながったのだと思います。

住宅の屋根の場合、いろんな形状がありますが、やはり傾斜があったほうが有利です。また、仮に屋根の一部に浸水したとしても室内まで水が到達しないとか、軒があると外壁からの浸水を防ぐ役割を果たすとか、昔からの家のデザインにはいろんな知恵が詰まっています。

これからは、夏の想定外の気温や想定外の雨量、風、雪など自然の条件がより厳しくなることも想定しつつ、家造りを考える必要があるのかもしれません。

おわり