都内の家賃が高騰
2025.11.02
こんにちは。|平屋|スタンドバイホーム × 東洋住建 代表の間嶋です。
先日、テレビで東京都内の家賃が高騰していることを取り上げていました。
冒頭に賃貸物件を探している若いカップルが不動産屋さんで相談している場面がありましたが、23区内は特に値上がりしていて、敷金と礼金だけでも100万円を超えると言っていて、びっくりしました。
山手線の内側エリアの家賃相場は
一人暮らし向け:11万円~
二人暮らし向け:17万円~
ファミリー向け:25万円~
だそうです。
周辺部も値上がりしていて、大家さんから値上げの話が出ているところも多数あると報じていました。
背景には、修繕費など大家さんの維持管理コストの上昇と投資用マンションの価格上昇の影響があるそうです。これから進学などで都内へ行く学生さんは大変だと思いました。
もう40年以上前になりますが、私は都内の私立大学へ進学し、埼玉県和光市のアパートで3年間過ごしました。学校はバラバラでしたが男子大学生ばかりで、玄関先にピンクの公衆電話が1台あり、風呂とトイレは共同。部屋の広さは6帖で、家賃は2万円程度だったと記憶しています。これは当時でも格安物件でしたので、学友から教えてもらって引っ越しました。プライバシーとかセキュリティなど誰も気にする人はいませんでした。(笑)
もうこんな話は、はるか昔の笑い話になってしまいました。
景気動向や原材料の変動などの影響を受けず、長期的に価格がほとんど変動しないものを「岩盤品目」と言います。家賃もその一つです。岩盤品目の価格が上がり始めると、インフレが一時的なものではなく定着する兆候とみなされます。このインフレは今後も続くようです。
令和7年の春から建築基準法の改正で、戸建住宅に限らず集合住宅も新築の場合には省エネ基準の適合が義務化されました。建築費用の値上げは資材の値上げに加えて建物性能基準の引き上げも影響しています。もう平成の頃のようなコストでは建築物は作れなくなりました。
おわり