日射遮蔽(にっしゃしゃへい)
2026.05.31
こんにちは。長岡で平屋を建てるならスタンドバイホーム × 東洋住建 代表の間嶋です。
「日当たりのいい家は好きですか?」と聞かれたらほとんどの方は「はい」と答えます。では、「夏、部屋の中が暑い家は好きですか?」と聞かれたらどうですか?
日当たりはいいけど部屋の中は涼しい方がいいですよね。矛盾しているようですが誰もがそう思います。
日射遮蔽(にっしゃしゃへい)という言葉があります。日本の家は古くからこの矛盾を解決するために工夫してきました。例えば、すだれやよしずです。最近はほとんど見なくなりましたが、安価で効果的な遮蔽部材です。ほかには落葉樹を庭に植えたりグリーンカーテンにしたりする方法もあります。夏には生い茂る葉が日差しを遮り、冬は落葉して日差しを取り入れる、自然の力を生かした知恵です。
それと、忘れてはならないのが軒(のき)や庇(ひさし)です。外壁に直接日差しが当たるのを防いでくれます。近年の住宅は断熱材によって外壁からの熱を中に入れないようになっていますが、そもそも外壁に直射日光を当てないための軒があることは非常に有効です。
2025年4月の建築基準法改正により、全ての新築住宅は断熱等級4以上の性能適合が義務化されました。さらに2030年には基準が引き上げられ断熱等級5が最低義務基準になる予定です。外壁、屋根、床にはしっかり断熱材が入り、窓については、かつて一般的だった単板ガラスのアルミサッシはなくなり、樹脂サッシや複層ガラスが標準になりました。
家単体では断熱性能が上がりましたが、実際に家の中が暑いか涼しいかは周囲の条件にもよります。例えば、近隣に明るい色の外壁の建物があれば反射熱を考慮して間取りや窓の配置を考える必要があります。「風がどの方向から吹くのか?」「コンクリートやアスファルトからの熱を受けるのかどうか」といった視点も欠かせません。
このように、家の快適さを求めるには家単体の性能もさることながら、周辺の状況やその土地の気象なども重要な要素になります。地元のベテラン建築士はそうした地域の特性を熟知しています。数値には現れない価値がそこにあると思っています。
新築や建て替えをお考えの方は、お気軽にご相談ください。
おわり